星占いクイズ 天文編 の 答え合わせ

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12月になり、今年もあと一ヵ月もなくなってしまいました。早いものですね。

9月23日に「星占いクイズ 天文編」の記事を掲載していますが、
そろそろ答えあわせを、、と思います。
うかうかしていると、いつの間にか今年も終わってしまいそうですし。

ますは、クイズでの質問と現在の投票結果です。

「天文クイズ ☆ 次のうち、ありえないのはどれ?」

私たちが住む地球からみえる天文現象たち。
この中でひとつだけ、あり得ない光景が含まれています。
さて、それはどれでしょう?

1.日蝕、または月蝕     3件
2.土星と木星の大会合   0件
3.火星とレグルスの接近  2件
4.金星と満月の接近    11件


コメントも頂きましたので、ご紹介します。

・「大会合」という言葉を初めて知りました。「合」の極端なケースなのでしょうか?
・大会合って、グレイトコンジャンクションって言われるものですよね?

これらは、2番の土星と木星の大会合へのご意見と思われますが、
合の「極端なケース」ということでもないのですが、
土星と木星の会合周期は約20年で(どちらも運行速度が遅い天体になるので)、
この二つの天体が合になる時の配置を、
グレイトコンジャンクション、または大会合と呼ばれています。

この2番にはどなたも投票しておりませんでしたので、
これはありうる!と思われたみなさんの認識が高いのだなあ、と感じました。
あまのじゃくのアナタ、今から2番に投票しちゃダメですよ(笑)


さて、他の選択肢についての説明ですが、

1、日蝕、または月蝕 
これは、ありえます。
新月と満月は月に約1回づつ発生しますが、
太陽と月の軌道の交点のノードの近くで起こった際には、
新月は日蝕に、満月は月蝕になります。

3.火星とレグルスの接近 
これもあり得ます。
レグルスは黄道付近にある恒星で、ほとんどその位置を変えません。
恒星はトロピカルゾディアックで約72年に1度ほど進む程度です。
火星は約2年で黄道12宮を一周します。
なので、火星が黄道を一周する際に、必ずレグルスの位置を通過します。
よって、この二つの星の接近は定期的に起こるわけです。

4.金星と満月の接近    
残すのは、この質問、ここが問題ですね(^^)

金星も月も黄道12宮をぐるぐる回っています。
火星や約2年で、月は約一ヶ月で一周するので、
この二つの天体は定期的に接近することになります。
が、質問は、金星と「満月」の接近、です。
金星と月の接近ではありません。

満月はどういう時に起こるのか?から考えてみましょう。
太陽と月が180度になった時ですね。
満月の夜には、太陽が西に沈むと、東からまんまるお月さんが顔を出します。
太陽と月の間に地球が入って並ぶのですね。
地球からみると、太陽と月は反対側にみえます。
ならば「満月」と金星が接近(0度)になるには、
金星は太陽と180度の位置にこなくてはなりません。
その配置はありえるのでしょうか?
を、考えて頂くのが、このクイズのポイントでございます。

金星は、明けの明星、宵の明星と言われますね。
夜明け前や日没後にしか、夜空に金星を見ることができません。
これは、金星はいつも太陽の近くにいて、47度以上離れることがありません。
ということは、金星は太陽の反対側(180度)にやってくることはないのです。
それゆえ、まん丸いお月さんときらめく金星が並んでいるのは、
地球に住む私たちからは、絶対見ることはできないのですね。

ですので、答えは、この4、が ビンゴ!!!でした。

さすが、読者のみなさん、しっかり理解していらっしゃったようですね♪
素晴らしい~!!


また今後、何か思い浮かんで、クイズを作りたくなったら、
出題するかもしれません。
こういうお題を是非クイズで出してほしい!!
というリクエストがあれば、是非お待ちしております。

よろしくお願いします。








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